「献杯」なんてしたくなかった!
幼馴染のYが突然逝ってしまった・・・
胆管癌で、本人は余命宣告も受けていたようで、でも、田舎の親友と妹のみに伝え、実の両親にも伝えていなかったので、まさに寝耳に水状態だった。
私にとってYは幼馴染であり、無二の友だった。
「おかにょ、今度いつ田舎に帰る?」
「おかにょ、たいへんなんだよ!○○がねぇ」
「○○が帰ってきてるから行こう!」
そんな風にいつも声をかけてくれては、私が実家に帰ってきていれば、必ず時間を作って遊びに来てくれる。私いないときでも顔を出し手は両親にちょこっとプレゼントしてくれたり・・
そんなYは私と田舎を繋いでくれる、太い綱だった。
実はYは埼玉に住んでいたのだが、実家大好きで東京に勤めている時も、結婚してからもちょくちょく帰っていた。旦那さんが転職した時も実家に帰ってきて、子どもたちは田舎の学校を卒業したりしていた。
そんなYだから、知り合いも多く、そして誰に対しても気を遣い、楽しい話題を振りまき、みんなから愛されていた。
通夜も、告別式も多くの同級生が駆け付けた。
卒業して、何回も同窓会があったが今まで一度も参加しなかった同級生も来ていた。
通夜の後も告別式の後も、同級生が集まってYの思い出を語った。
皆を愛して、誰からも愛されていたYだった。
こうして書いていても、涙があふれて止まらない。
寂しいとか、悲しいとか、そんな言葉で表せられないこの感情はなんと名づければいいのだろう。
親ならば、いつか自分より先に逝ってしまうというのは時間をかけつつある程度納得がいく。でもあまりにも突然の別れは心が受け付けないみたいだ。
だから、泣いてるんだけど、どこかで信じていない自分がいる。
今度田舎に帰ったら
「おかにょ!」
と言ってひょっこり顔を出すんじゃないか・・・そんな気もする。
実家の方では告別式の前に荼毘に付してしまう。
告別式のとき、遺影の前にはYの遺骨が入った箱があった。
ああ・・・Yの体は無くなってしまったんだ・・・ではYの心はいったいどこへ行ってしまったのだろう…と考えた。
そして、思った。
Yの心は、小さな欠片になってYを知る人々の心の中に入ったんだと・・・
通夜の後集まった友人たちで、ラインのグループを作った。
こんな形で同級生が集うのを悲しく思いながら、でもこれからはもっと集まろうと・・
今、気が付くと頭の中では酔いどれの歌詞
♪どうして、どうしてよ
いい人ばかりがよ
先に死んでいく・・・
ばかりグルグルしてます。
本当だね。
本当にそうだね。
そうすると、残念ながら、おかにょは長生きしてしまいそうです。
・・・・
でもね、Y,
私はおばあちゃんになって、お茶とか飲みながら
田舎の友達とかの話をいつまでもしていられると思ってたんだよ・・・
Yのばかやろ~!
何で先に一人で逝っちゃったんだよー!
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龍雲さんの大ファンです。私よりもっとファンのH君が
急逝しました。もうすぐ追悼コンサートを開きます。
おかにょさんと同じ献杯などしたくありません。
涙!!涙!!
投稿: queen | 2017年7月15日 (土) 06時30分
>queen様
親しい人が逝ってしまう・・・
身内とは全く違う痛さですね。
梅雨は明けたけれど、心の梅雨ははまだ当分空けそうにありません。
私の大事な友人と、Hさん、そして心ならずも早く逝ってしまった全ての人の
後生を願って…合掌。
投稿: おかにょ | 2017年7月23日 (日) 21時14分
明日龍雲さんの新しいCD出ますね・
早速注文しました・
H君も居たら注文するだろうなと
思いつつ!!!
投稿: queen | 2017年7月25日 (火) 19時32分